生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

高齢者の便秘(べんぴ)

 どのくらい排便がないと便秘というかという明確な定義はありません。
 一般的には、「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」(日本内科学会)や、「排便が数日に1回程度に減少し、排便間隔不規則で便の水分含有量が低下している状態(硬便)、但し明確な定義はない」(日本消化器病学会)などの解釈があります。
 このような解釈から、3日間排便がないと便秘と考え、下剤を処方したり服用したりすることがおこなわれることも多いようです。
 しかしながら、一般的に高齢になると排便の間隔が長くなることが多いため、腹部膨満感やストレス等の自覚症状がないにもかかわらず、3日間排便がないからといって自動的に下剤を服用するというのは良い方法とはいえません。
 便秘には、小腸や大腸、肛門などの疾患により正常に機能しない、あるいは腸管などが狭くなっていて便が通りにくくなる等が原因の「器質性便秘」と、消化器官に異常はないものの機能低下によって便秘になる「機能性便秘」の2種類があります。
 器質性便秘であれば治療する必要がありますが、高齢者に多いといわれる機能性便秘は、日々の食生活や生活環境、薬などが原因であるため、これらを改善することで便秘を解消、改善することが可能です。

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