生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

廃用症候群(はいようしょうこうぐん)

 廃用症候群とは、寝たきりの生活を続ける等安静状態を続けることや、家に閉じこもる等、極に活動性が低い状態を続けることで、さまざまな機能が低下してしまった状態のことをいいます。
 何らかの病気になると、安静にしておくことが必要な場合はありますが、安静にしておくと、その期間が長くなるほど機能が低下してしまうことも知っておく必要があります。
 廃用症候群は高齢者だけがなるわけではなく、若い人でも安静状態を続けると機能は低下しますが、若い人の場合は、それほど長い間安静にしていることが少なく、また高齢者に比べれば回復も早いので、問題になることは少ないのですが、高齢者の場合は本人が気づかないうちに進行し、気がついた時には、「起きられない」「歩くことができない」等の状態になってしまうこともあるので注意が必要です。
 廃用症候群によってどの程度機能が低下するかについては、さまざまな研究結果から、次のようなことがいわれています。
  • 絶対安静の状態では、1週間で10%から15%の筋力が低下する
  • 高齢者の場合は、2週間の床上安静で下肢の筋肉が2割萎縮する
  • 過度に安静にしたり、あまり身体を動かさなくなると、筋肉がやせ衰え、関節の動きが悪くなる
  • それにより、さらに活動性が低下して悪循環をきたし、寝たきりになることもある

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