生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

移動介助

横向きになる介助(仰臥位から側臥位の介助)

※仰臥位(ぎょうがい)とは仰向けに寝ていること、側臥位(そくがい)とは横向きに寝ている状態をいいます。

仰臥位から側臥位

 これは、仰向けに寝ている要介護者に、横向きになってもらうための介助です。
この介助はオムツ交換やシーツ交換の際などに使用します。

但し、基本的には、夜中など移動介助が難しい場合を除いては、ベッド上でのオムツ交換や、要介護者がベッドで寝ている時のシーツ交換は避けましょう。
できるだけ日中はトイレやポータブルトイレでの排泄をめざし、シーツ交換も、要介護者が食事や排泄などで離床している合間におこないましょう。
 また、どのような介助をおこなう際にも、事故が起こらないように危険を予測することが重要です。
重心の動きを理解し、充分注意して介助しましょう。
 ボディメカニクスを活用し、介護者にも本人にも負担のかからない介助方法を身につけましょう。

介助の手順

① 側臥位になる時には、顔・膝・腕をタイミングよく介助しましょう。
横になる側の腕が、身体の下に巻き込まないよう体の上で両腕を組んでもらいましょう。
そして、重心を移動しやすくするために、本人にも協力してもらい顔を横になる側に向けます。
② 両膝を立てましょう。
③ 本人の膝・臀部・肩の順に手を添えます。
④ ゆっくりと膝、肩を倒します。
【危険予測】
  • 仰臥位になった時、横になる側の腕を巻き込み、腕を痛めてしまう危険性があります。
  • 膝を倒して腕を移動する方向に持って行く動作の時、はじめに両腕を組んでおかないと、体がねじれて腰を痛める原因になります
※この介助が全ての方に最適な方法とは限りません。
※介護技術には様々な方法がありますので、今後、より合理的な方法に
差し替えていく予定です。