生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

介護予防の知識

高齢者が安全に運動をするために(運動時の注意事項)

運動するにあたっての注意

 高齢者は、感覚器(視力、聴力、平衡感覚)や運動器(骨、関節、筋肉)に障がいをもつ場合も多いです。
そのため、実際の運動の実施にあたっては、特に運動習慣のない人が始める場合には、転倒などの事故をおこさないように注意が必要です。
既に病気があって、主治医がいる場合には必ず相談して許可を得るようにしましょう。

運動する際の体調管理

【運動中の2つのリスク】
  1. ケガ(骨折等)  → 運動中に転倒して骨折をした等。
  2. 循環器系の障がい → 運動中に心臓発作(狭心症発作等)を起こした等。
 運動するにあたっては、自分の体の状態に注意を払い、「運動を行うかどうか」「どれ位の強さの運動をするか」など各自で調整する必要があります。

 また、体調がよくても、運動負荷をかけると血圧と脈拍があがりますので、運動中は息を止めないよう注意が必要です。

※特に、運動の際に息を止めてがんばってしまうと、血圧は急上昇します。

運動する前の体調チェック

 運動する前の体調チェックは重要です。

次の質問事項に1つでも該当する場合は、運動は中止しましょう。
血圧が高い人や血圧計をお持ちの方は、血圧測定をしてから行いましょう。
血圧値が収縮期血圧180mmhg以上、拡張期血圧110mmhg以上である場合は、運動は中止してください。

また、安静時の脈拍が、110 拍/分以上、または50 拍/分以下の場合は、運動を中止します。

運動直前の食事は控えましょう。
質問項目

  1. 熱がある(37℃以上)
  2. 体がだるい
  3. 睡眠不足である
  4. 食欲がない
  5. 下痢をしている
  6. 頭痛・胸痛がある
  7. 関節の痛みがある(いつも痛みがある人は、いつもよりひどい痛みがある)
  8. 過労である
  9. 動悸・息切れがある
  10. 前回の運動の疲れが残っている