生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

慢性疾患と介護

慢性閉塞性疾患(COPD)

  • 禁煙することが必須
  • 運動の制限と廃用症候群のバランスに注意が必要
  • 風邪等、呼吸器の感染症に注意

COPDとは

 慢性閉塞性肺疾患は、慢性的に肺の炎症が生じることで、酸素の取り込みと二酸化炭素の排出に障がいが起きる病気です。
英語名はChronic Obstructive Pulmonary Diseaseなので、4つの単語の頭文字をとり、COPDと呼ばれることがあります。
 以前は、慢性気管支炎と肺気腫の2種類に分類されていました。
しかし、最近では、慢性閉塞性肺疾患(以下COPDと表記)に一括されるようになりました。

 粉塵等の吸入が原因になることもありますが、最大の原因は喫煙です。
また、加齢によって肺の機能は低下するので、喫煙者が高齢になると発症しやすくなります。
 症状は、動くと息切れがする、咳や痰が出るといったものです。
重症になると、動かなくても息切れがして、歩行や会話にも苦労するようになり、呼吸困難や低酸素・高炭酸ガス血症で、意識障害を起こして、死に至ることもあります。
また肺炎や気管支炎をおこしやすく、発症すると重症化しやすい傾向があります。
 COPDは、改善することができないので、進行を防ぎ、症状を抑えることが中心になります。
まず、主な原因が喫煙なので、禁煙することが不可欠です。
できるだけ受動喫煙も避けます。
去痰剤や気管支拡張剤等の薬や吸入薬が処方される場合があります。

また、COPDの人は、呼吸するために普通の人より多くのエネルギーが必要なので、より多くのカロリー摂取が必要です。
そのため、常に栄養状態に注意する必要があります。
 COPDは進行すると、酸素を吸って症状の軽減をはかる『在宅酸素療法』が必要になる場合があります。
在宅酸素療法は、英語名Home Oxygen TherapyからHOT(ホット)と呼ばれることがあります。
また、できるだけ楽に呼吸できるようにするための『呼吸リハビリテーション』や、『呼吸筋ストレッチ体操』などもあります。