生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

認知症の症状別介護

昼夜逆転・夜間せん妄

  • 水分摂取量を増やす等体調を整える
  • 生活リズムを整え、日中の活動性を高める
  • 薬の服用について、医師に相談する

昼夜逆転や夜間せん妄が見えたら

 普通の生活とは逆に、夜はなかなか眠らず、昼間はうとうとしているような状態を「昼夜逆転」といういい方をすることがあります。
また、せん妄というのは、意識が混濁して、幻覚や錯覚がみられる状態のことです。
この場合、大声で騒いだり、人を呼んだりすることがあります。

主として夜このような状態になる場合を「夜間せん妄」といいます。
昼夜逆転と同じく、認知症の人に時々見られる症状です。
 介護者にとっては、昼間だけではなく、夜中までその対応をしなければならなくなって、睡眠不足に陥るようになります。
そして、介護負担が大きくなり過ぎることが、ストレスが溜まる原因のひとつになることが多い症状だといえます。

このような場合に、早く寝るよう促したり、怒ったりしても効果がないことがほとんどです。

水分摂取量を増やす

 【認知症状の要因を探る】にある、基本的な要因である、身体不調の可能性と、環境や関係の変化がなかったかをチェックしてください。

特に脱水症は、昼夜逆転と夜間せん妄の原因である可能性が高いと言われています。
水分摂取量を増やしただけで昼夜逆転が消失したという事例があります。

日中の活動性を上げる

 昼間に、いつもウトウトしているような不活発な生活をすることが、夜、睡眠できない原因になっている可能性もあります。

そこで、昼間はできるだけベッドから離れ、車イス等に座り、できるだけ覚醒している生活をすることも、症状改善のポイントです。

可能であれば、軽い運動を習慣化したり、家事を手伝ってもらったり
あるいは介護保険のデイサービスを利用して、日中の活動性を高めることも有効な方法です。