生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

認知症の症状別介護

中核症状

  • 中核症状は、記憶と見当識の障がい、判断力の低下が主なもの
  • わかりやすい環境整備と、できるだけ一緒に行動することで、症状が軽減する

記憶障がい(物忘れ)や見当識障がいが見られたら

 中核症状は、記憶障がいと見当識障がい、判断力の低下が主なものです。
何度も同じことを聞かれたり、食事を要求されたりすると、介護者はイライラして、つい感情的に非難することがあるかもしれません。
しかし、本人は故意にしていることではないので、非難された理由が分からず、怒りだしてしまうこともあります。

また、薬の飲み忘れや、火の不始末、あるいは外出して帰れない場合等は
大変危険なため、このようなことを未然に防止する必要があります。
■見当識障がいとは
現在の年月日、曜日、時刻や、自分がどこにいるのかといった基本的な状況を把握することを見当識(けんとうしき)といいます。
例えば、自分がいる場所がわからなくなる「場所の見当識障がい」は、認知症の早い時期に現れるといわれており、外出して道に迷って家に帰れなくなるといったことが起きる場合があります。
見当識障害のことを『失見当識』とうこともあります。防止する必要があります。

粘り強く、冷静に対応

 人や物の名前が思い出せなかったり、同じことを何度も聞かれたりしても、感情的にならず粘り強く、その都度冷静に対応しましょう。
何度も食事を要求される場合は、食事の時間を伝えて、その時間までは、飴やお菓子を食べてもらうといった対応が考えられます。

また、認知症の人が食べ過ぎてどんどん太ってしまったという話はあまりないので、食事制限がある場合を除けば、食べ過ぎを心配する必要はあまりないと思われます。