生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

夜間せん妄(譫妄)(やかんせんもう)

 せん妄(譫妄)とは、急性の意識障害の一種で、注意力や思考力の低下、見当識の障害、意識レベルの低下等の症状が現れます。また、幻覚や錯覚、異常な行動などが現れることもあります。
 せん妄の原因はさまざまですが、手術後、急にしゃべりだしたり、動き回ってベッドから降りようとしたり、点滴を抜いたりする「術後せん妄」や、アルコール依存症の人が断酒することで起きる「アルコールせん妄」の他には、服用している薬が原因で起こる場合もあります。
 せん妄のうち、夜間に集中して起きる場合を「夜間せん妄」といいます。
 夜間せん妄は、認知症の症状の一つとされていますが、薬による副作用が原因の場合や、水分摂取量不足による脱水が原因の場合もあるという研究者もいます。
 夜間せん妄が続くと、介護者は夜間頻繁に起きて対応しなければならなくなるため、介護ストレスの大きな原因になります。
 夜間せん妄が続くようであれば、脱水等の体調を確認し体調不調の可能性があれば改善する、向精神薬等のせん妄を引き起こしやすい薬を服用している場合は、主治医に相談して服用を止めたり量を減らしたりする等の対応によって、夜間せん妄を軽減できる可能性があります。

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