生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

低栄養(ていえいよう)

 一般に「栄養不良」と呼ばれるものには、「低栄養(栄養不足)」と「栄養過多」がありますが、高齢者で問題になりやすいのは低栄養であるといわれています。
 そのため、厚生労働省でも低栄養対策は、介護予防プログラムの一つに位置づけています。
 また低栄養の中でも、タンパク質とエネルギーがともに不足したPEM(Protein-Energy Malutrition)という状態は、高齢者にも多く注意が必要です。
 タンパク質は筋肉や内臓、骨など、身体をつくり、維持するうえで欠かせない栄養素です。
 また、エネルギー(糖質・脂質)は言葉通り身体を動かすエネルギーになるため、これらがともに不足すると、さまざまな弊害や疾病を引き起こす原因になります。
 低栄養かどうかの判断基準は、以下の厚労省の栄養改善マニュアルを目安にすることが多いようです。
  1. BMIが18.5未満 ≪計算式:BMI=体重(㎏)÷身長(m)×身長(m)≫
  2. 1~6ヶ月間に3%以上の体重の減少が認められる、又は6ヶ月間に2~3kgの体重減少がある
  3. 血清アルブミン値が3.5g/dl以下
  4. 食事摂取量が不良(75%以下)
 定期的に体重測定をしていれば、上記 ① と ② はチェックすることが可能ですね。
 また ③ は血液検査をしなければわかりませんが、血液中の主要なたんぱく質であるアルブミン値は栄養状態の1つの指標となります。血液検査の時には、同時に血中コレステロール値や血中ヘモグロビン値を参考にする場合もあります。

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