高齢者が安全に運動をするために(運動時の注意事項)

本運動プログラムで、運動することが難しい方

主治医の判断に基づきますが、次の1~9に該当する方は、自己管理のもとご自宅等で、運動するのはやめましょう。医師や専門スタッフのいる施設での運動をお勧めします。

  • 1. 6ヶ月以内に心臓発作や脳卒中を起こしている
  • 2. 狭心症、心不全、重症不整脈のあるもの
  • 3. 糖尿病で重篤な合併症(網膜症、腎症)のあるもの
  • 4. 血圧値が収縮期血圧180mmhg以上、拡張期血圧110mmhg以上である
  • 5. 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫など)で息切れ、呼吸困難があるもの
  • 6. 急性期の関節痛、関節炎、腰痛、神経症状のあるもの
  • 7. 急性期の肺炎、肝炎などの炎症のあるもの
  • 8. その他運動の実施によって、健康状態が急変あるいは悪化する危険性があるもの
  • 9. 慢性期の膝痛・腰痛であって、医師から運動の制限を受けている

運動の強さ(運動強度)

運動の強さ(運動強度)としては、最大運動強度の50%程度がよいと考えられています。目安としては、心拍数をもちいた場合には100-110/分程度を目標に運動強度を設定します。また、主観的な自覚症状を目安にする方法もあり、その場合には自覚的運動強度表をもちいて11-13(楽である-ややきつい)となるように運動強度を調節すればよいでしょう。

初めは、楽であるくらいの強度でおこなってください。徐々に慣れてきたら、ちょうどよいへ。運動習慣がついてきたら、ややきつい(12~13)の強さで運動をおこなうと効果的です。
運動をおこなう時には、必ずこの自覚的運動強度を意識するように心がけて下さい。

運動中の注意事項

運動中に気分が悪くなったり、体調不良等を感じた場合は、すぐに運動を中止してください。中止後、体調が回復しない場合は、医療機関を受診しましょう。

家族や友人等、一緒に運動をおこなったり、補助してくれる人がいる場合は、下記のような点に注意して観察しましょう。

  • ○ 顔色・表情・発汗 ⇒ 運動がきつい、関節が痛い、気分が悪い、息苦しい 等
  • ○ 肩が上下している ⇒ 運動がきつい、息が苦しい 等
【運動時の心がけ】
○ 水分補給を十分におこなう(とても重要です。喉が渇いてから飲むのでは遅い!!)
○ 睡眠不足・体調不良の時には無理をしない
○ 常に正しい運動姿勢を保つようする ⇒ 運動中の不良姿勢は、局所的な筋緊張を生じ、誤用による局所の筋疲労を生じさせることがあります。
○ 一定期間運動を続けていると、疲労の蓄積などにより一時的に運動器の機能が低下する場合があります。この場合は、負荷量を著明に減少させて、疲労の回復を図ります。
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