性的な言動、性的ないやがらせ

Point

性的言動、性的いやがらせが見られたら

認知症の人が、介護者や家族に対していやらしいことを言ったり、身体を触ろうとしたり、性行為を迫ったりするという場合があります。
以前は、認知症に限らず、高齢者にこのような行為がみられると、専門の介護従事者であっても忌み嫌い、そのことで家族も非常に恥ずかしい思いをするということがありました。
しかしながら、最近では、高齢になったり、認知症になったりしても、性的欲求が消失するわけではないという考え方が一般的です。

動機が性的欲求とは限らない

また、認知症の人の場合には、性的欲求が性的な言動とはいえない場合もあると考えられます。
なぜなら、認知症高齢者の心理にあるように、認知症の人は孤独感を持っていることが多く、その孤独感を解消するために、介護者の気を引こうとしたり、介護者にスキンシップを求めたりしている場合もあると思われるからです。
このような行為に対して、感情的になって非難するような対応は、本人を傷つけるだけで状況を改善することにはつながりません。

落ち着いて対応する

いやらしいことを言うような場合は、あまり気にせず、さりげなく話題を変える等の対応をしましょう。
身体を触ろうとする場合は、距離をおいて避けつつ、そのようなことをすると介護できなくなることを説明しましょう。
ADLが自立している人であれば、介護者は夜やすむ時に自分の部屋にカギをかけておいた方が良いかもしれません。

孤独感を軽減する

孤独感を解消することで、性的な言動がなくなることは充分に考えられます。
本人と会話する時間を増やす、本人の話や訴えを真剣に聞いて共感的な受け答えをする、一緒に散歩に行く、意識してスキンシップをとる等で、孤独感の軽減をはかりましょう。

■関連ページ
不快な状況
健歩体操【DVD】好評販売中!
今後も介護に役立つ情報を発信していくことをめざしています
皆様のご意見お待ちしております。※返信をご希望される方は、返信先メールアドレスをご入力ください。