認知症状の要因を探る

Point

認知症について話をする時に、「いつも暴力的で困っている」とか「いつも騒いでいる」というように、「いつも○○で困っている」というように表現されることがあります。
しかし、24時間365日同じ状態ということはあり得ません。
よくよく観察してみると、認知症の症状が現れる時間が一定だったり、何かの原因やきっかけがあって症状が現れたり、というようなことが発見できる可能性があります。

そこで、状態をよく観察し、特にBPSDが現れるきっかけや原因を探ってみましょう。

観察のポイントは、5つの要因のうち、①の脳組織の変化以外の4つの要因の可能性がないかを考えることと、「いつ・どこで・どのような時に症状が現れるのか」、また「症状が現れないのは、どのような時か」を観察します。

脱水症による身体不調の可能性はありませんか

認知症の高齢者は脱水傾向の人が多く、脱水によって意識レベルが低下することで認知症の症状が悪化することが多いと考えられます。食事以外で1日に約1,500ml以上の水分を摂っているか確認しましょう。

認知症の症状で、黄昏症候群といわれてきた夕方や夜になると興奮状態になるといった症状が現れることを「日内変動」といいますが、このような場合は、脱水症の可能性が高いと考えられます。
普段使っている湯のみやコップの容量を確認し、1日に何回位それを使用してお茶等を飲んでいるか計算すれば、おおよその水分摂取量が分かります。

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