認知症状の要因を探る

寝たきりや閉じこもりではなく、ある程度活動的な生活をしていますか

寝たきりや閉じこもりといった不活発な生活を続けると、日常生活に刺激がなくなり、精神機能や認知機能が低下することで、認知症の症状が現れたり、悪化したりする場合があります。

普段の生活の活動性について確認しましょう。
活動性の目安は、要介護5といった重介護状態であっても、次の2点です。

・1日3回の食事と排便だけは、ベッドを離れ、座っておこなっていること
・デイサービスや通院等を含めて、週3回程度は外出していること

もし食事や排便をベッド上でしている、あるいは、ほとんど外出していない場合は、認知症の症状が現れる可能性が高くなるため、活動性を高めるための対策が必要です。

本人にとって不快な状況ではありませんか

例えば、徘徊する人の安全を考えて、拘束したり、部屋にカギをかけて部屋から出られないようにしたりすると、症状が悪化したというような事例があります。

あるいは、施設等で物を集めて隠したり、異物を口に入れてしまったりするので、部屋の中に全く物を置かないようしたら、他の人の部屋に入り込んで、物を盗ったり、口に入れるようになってしまったという例もあります。

特に、認知症の人の心理特性のひとつに孤独感があり、部屋に閉じ込めること自体がこのような心理を強化して、症状の悪化につながる可能性があります。
また、ヒモで縛るというような物理的な抑制だけではなく、「○○しちゃダメ」というような言葉による禁止も症状悪化につながることがあります。
さらに、食事や排泄の介助をしている時等に、急がせるような言葉をかけるような強い指示も本人を不快な状況に陥れる可能性があります。

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