慢性心不全

Point

慢性心不全とは

慢性心不全は、病名ではなく、高血圧症や狭心症、心筋症等が原因で、心臓のポンプ機能が低下し、脳や肝臓、腎臓等の臓器に、必要な分だけの血液を送り出す事ができなくなったり、肺や静脈系にうっ血をおこしてしまったりする症状が慢性化した状態のことをいいます。

心不全になると、水分や塩分の制限や、日常生活上の制限をしなければ、症状が悪化してしまう危険性があります。

そのため、高血圧症、虚血性心疾患、狭心症、心筋梗塞、冠動脈硬化症、心筋症、心臓弁膜症といった心臓に関する病名がついている場合は、慢性心不全の状態である可能性があります。

主治医に各種の制限についてと合わせて確認した上で、介護する必要があります。

慢性心不全は、心臓以外にもさまざまな症状が現れます。代表的な自覚症状は、動悸や息切れ、呼吸困難、むくみです。最初は坂道や階段を上る時に動悸や息切れが起こる程度ですが、病状が進行すると、平地を歩いても息苦しくなります。

さらに病状が進むと、夜、床につくと咳が出たり、息苦しさで寝られなくなったりします。また、足にむくみが出ることもあります。

慢性心不全の場合の介護のポイント

処方された薬を正しく服用すると共に、心臓にかかる負担をできるだけ抑えることが重要になります。

適切な服薬管理
処方された薬の飲み忘れが症状を悪化させることがあります。
処方された薬は正しく服用することを促しましょう。
また、決められた頻度で受診するとともに、介護に不安がある場合は、訪問看護師サービス等による指導も検討しましょう。
水分制限を守る
主治医から水分制限の指示がある場合があります。心臓に負担をかけないための指示なので、確実に守るようにしましょう。水分制限は、脱水症になりやすくなるため、脱水症の可能性がある場合は主治医と相談しましょう。また、水分を控えることで便秘になりやすくなるので、水分摂取以外の便秘のケアを検討しましょう。
塩分を控えた食事
同じく塩分の制限がある場合は、その制限を守りましょう。塩分摂取は喉の渇きをおぼえやすくなり、水分摂取につながるので、できるだけ塩分を控えた食事を摂るようにしましょう。
食事について不安な場合は、管理栄養士等の専門家に相談することも考えられます。
禁煙
喫煙は症状悪化の要因になります。できれば禁煙するよう促しましょう。
運動制限
運動は心臓の負担を増大させます。そのため、運動が制限される場合があります。この制限を守るとともに、廃用症候群による身体機能の低下を招きやすくなるため、注意が必要です。
また入浴は、血圧が上がり心臓に負担がかかるので、注意が必要です。
ストレスコントロール
日常生活でできるだけストレスを溜めないよう心がけましょう。
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