慢性腎不全

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慢性腎不全とは

慢性腎不全は、高血圧や糖尿病の合併症等が原因で、腎臓の機能が低下する病気です。
腎臓の機能が低下すると、老廃物を尿として排出して、血液の浄化をおこなうことが十分にできなくなります。

このように腎機能が低下して、通常は尿の中に含まれて排泄される尿素その他の老廃物が、血液中に残されると、尿毒症を発症し、さまざまな機能障害を引き起こします。

慢性腎不全の症状は不可逆的(元に戻ることなく)に進行します。
進行した場合は、尿毒症にならないために、人工腎臓で血液を浄化する人工透析(血液透析又は血液浄化療法といういい方もあります)が必要になる場合があります。

人工透析以外にも、腹膜透析(CAPDと呼ばれることが多い)という方法もありますが、日本では血液透析の方が一般的です。また最初は腹膜透析をおこない、数年後に人工透析に変えるという場合もあります。

慢性腎不全特有の症状はないといわれており、症状が出ないこともありますが、全身倦怠感、食欲不振、吐き気、不眠、せん妄などが現れる場合もあります。

慢性腎不全の場合の介護のポイント

重度化予防のために、医師から指示された受診、服薬、生活習慣を守ることが重要です。
そのため医療機関との相談や連携が重要になります。その上で、以下を実行できるよう支援することが介護のポイントです。

低タンパク、減塩、高カロリーを基本とした食事を摂る
尿毒症予防のため、尿毒素の原料となるタンパク質を控える食事を摂ることが普通です。食事に関しては症状によって異なるので、医師や管理栄養士による指示、指導を守りましょう。
水分制限がある場合は、制限を守る
慢性腎不全は、進行すると医師から水分制限を指示されることがあります。水分制限がある場合は、毎日の尿量や回数、色などを観察し、尿の量が減ってきた場合は注意が必要です。また、むくみが出たり、体重が増えたりした場合も要注意です。
さらに、水分を控えることで便秘になりやすくなるので、繊維質の多い食事を摂り、毎日決まった時間にトイレに行くなどの工夫で便秘予防を心がける必要があります。脱水症とのバランスにも注意が必要です。
激しい運動は控える
激しい運動は新陳代謝を活発にし、老廃物の量が増えるため、腎臓の負担を増やすことになります。人工透析をしている人の場合、透析後は激しい疲労感がある場合が多いので、そのことを理解した上でコミュニケーションをとりましょう。
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