生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

慢性疾患と介護

糖尿病

糖尿病における介護のポイント(インスリン注射、食事療法、運動療法を守る)

 糖尿病は、適切な治療と日常生活上の注意を守らないと、さまざまな合併症を引き起こす可能性があります。そのため、主治医を中心として、看護師や栄養士等と相談しながら、以下のポイントに配慮しながら介護することが重要です。
また、本人が服薬や食事療法等を守る意識を持つことができるよう、糖尿病に関する知識について、介護者あるいは医師や看護師から説明することも必要です。
服薬・インスリン注射等を適切におこなう
 指示された通りの服薬やインスリン注射をおこなわないと、病状の悪化や、低血糖症状を引き起こす場合があります。本人が服薬の管理やインスリン注射ができない場合は、家族が代わりにおこなう必要があります。このような場合は、医師や看護師の教育と指導を受ける必要があります。
食事療法を守る
 インスリン抵抗性を改善するために、エネルギー(カロリー)を制限した食事(糖尿食)をとることをいいます。
1日あたりのエネルギー量は標準体重と、生活活動の強度(重労働か軽労働か等)から算出するのが一般的です。また、脂肪は控えめにして、食物繊維が多いものを含めて、できるだけ多くの種類を食べることや、1日3回規則正しく食べることや、ゆっくりよく噛んで食べる等も勧められています。
食事療法の指示がある場合は、低栄養とのバランスも考慮する必要があるため、管理栄養士等専門家に相談することをお勧めします。
運動療法を守る
 比較的若年で、心不全等による運動制限がなく、運動ができる人であれば、運動療法の指示がある場合があります。毎日、あるいは週3回程度数十分のウォーキング等が主なものです。
感染症に注意する
 糖尿病になると、カゼやインフルエンザ等の感染症にかかりやすくなります。そのため、うがいや手洗い等をおこない、感染予防に努めましょう。
また、末端の血管が障がいを受けやすいので、つま先等の神経障害が現れている場合は、その部位を清潔に保ち、ケガをしていないことを確認する等が必要です。
低血糖症状に注意する
 前述の通り、服薬や注射、食事療法等医師による指示を守れるよう、支援して低血糖症状の予防に努めましょう。
定期的に受診する
 自覚症状がないこともあるため、自己判断で受診しないと病状の悪化につながることがあります。
必ず、定められた頻度で受診しましょう。