生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

認知症の症状別介護

異食・蒐集壁(物集め)・人集め

  • 抑制と孤独感が原因の可能性がある
  • 抑制や抑止をしない
  • 孤独感を解消する

抑制と孤独感が原因となっている可能性がある

 認知症の人の中には、食物ではないものを口に入れたり、食べてしまったりする「異食」行為をする人がいます。
また、集めることに意味があるとは思われない物、例えばゴミや空き缶、賞味期限が切れてしまった食べ物等を集めて、しまい込んでしまう「物集め」をする人もいます。このような行為を「蒐集癖(しゅうしゅうへき)」と呼ぶこともあります。
また、特に用がないのに頻繁に介護者等を呼ぶ『人集め行為』を繰り返す人もいます。
 異食は、本人の健康状態に重大な悪影響を及ぼす危険性があるので、できるだけ、起きないように予防する必要があります。
物集めの場合は、放っておいてもあまり支障がないことの方が多いと思われますが、不衛生な物をしまい込んでいたり、人の物を盗ってきたりするような場合は、周囲が苦労することになります。
用もないのに介護者を呼ぶという行為も、あまり頻繁になると、対応に疲れてストレスが溜まってしまう原因になります。
 このような行為も、他の認知症の症状と同じく、強く禁止したり、非難したりしても改善しないだけでなく、悪化してしまう場合がほとんどです。
異食、物集め、人集めは、それぞれ関係がない行為や症状のようですが、実は、抑制と本人の孤独感という同じ原因で起こるのではないかと考えられます。