生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

認知症の要因別介護

認知症の要因を探る

低栄養による身体不調の可能性はありませんか

 ある研究によると、日本の在宅高齢者の約3分の1が、低栄養の危険性が高いといわれています。
糖尿病や腎不全等で、医師から食事や塩分制限の指示がある場合を除き、1日1,500kcal程度の食事を摂っていないと、低栄養に陥る可能性があります。
 寝たきりに近いような不活発な生活をしている場合でも、1,300kcal程度の食事が必要です。
普段、お粥ではなく常食であれば、(お椀の容量にもよりますが)ご飯1膳が約200~250kcalと考えられます。1日3食で、毎回1膳ずつ食べていれば、ご飯だけで600~750kcalになります。
おかずもきちんと食べているようなら、1日の摂取カロリーは、約1200~1500kcalと考えることができ、低栄養の危険性は低いと考えられます。
 もし、ふだん粥食であれば、普通のご飯に比べカロリー数が極端に減ります。粥食の場合は低栄養の危険性は高いと考えられます。
また、食事が1日2食という場合も、明らかに栄養が足りないと考えられます。

便秘による身体不調の可能性はありませんか

 日内変動のように、1日の中で症状が現れたり現れなかったりするわけではないものの、2~4日に1回、症状が現れる「週内変動」の場合は便秘の可能性があります。
 例えば、週末になると決まって不機嫌になり、介護を拒否する傾向が出てくるようなケースで、週末に大量の排便があった後には、元通り穏やかな状態に戻るというような場合には、便秘が原因となっている可能性が高いと考えられます。
 医学的には、3日間排便がない場合に便秘というそうですが、高齢者の場合は不規則なことも多いので、排便が週2回以下であれば、便秘対策のためのケアを考える必要があると考えられます。