認知症の症状の種類(中核症状 周辺症状、BPSD)

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認知症の症状は、一般的には、認知症の人に共通してみられる中核症状と、さまざまな要因によって現れると考えられているBPSD(認知症の行動・心理状態)の2種類に分類されます。

中核症状

認知症の人に共通してみられるといわれる、中核症状の主なものは次の3種類です。

① 記憶障害(物忘れ)
② 見当識障がい(現在の年月や時刻、自分がどこにいるかなど基本的な状況把握の障害)
③ 判断力の低下

中核症状の具体的な例は次のようなことがあります。

  • ・人の名前や物の名前が思い出せない
  • ・何度も同じことを言ったり、聞いたりする
  • ・物を置き忘れたり、しまい忘れたりする
  • ・食事をしたことを忘れ、何度も食事を要求する
  • ・薬を飲み忘れたり、飲んだことを忘れたりする
  • ・火の始末ができなくなったり、水道の蛇口を閉め忘れたりする
  • ・日付や時間、自分がいる場所がわからなくなる
  • ・買い物をするために家を出て、何をしようとしたのかを忘れてしまう

外出して、帰り道が分からなくなって帰れなくなったり、火の不始末で火事の危険を伴ったりすると大変ですが、多くの場合、中核症状だけであれば、適切な介護によって、大きな支障をきたすことなく日常生活を送ることは可能です。

また、物忘れや判断力の低下などは、認知症でなくても年をとることによってある程度現れることもあります。例えば、昨日の朝食のメニューを忘れてしまうことは、単なる物忘れであり、日常生活に支障をきたすことはありませんが、食事を摂ったこと自体を忘れてしまい、何度も食べてしまうといことは中核症状であると考えられます。

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