生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

高齢者介護の基本

排便の介護

  • 排便介助のタイミングは、朝食後が最適
  • 排泄最優先の原則を守って、便秘予防を

排便介護のタイミング

 座位で排便することを介護をするために、排便のメカニズムから、排便に適したタイミングについて考えてみましょう。
≪排便のメカニズム≫

私達が食べた物は、胃や小腸を通りながら吸収・分解されて便として大腸に溜まっています。
食事をすると胃が膨らみ、これが刺激となって消化管の運動が活発になり、消化管内の圧力が高まって便意を生じます。
この働きを「排便反射」と呼びます。
 排便反射は、緊張感が少なくリラックスした状態で、副交感神経が活発な時に起こりやすいという特徴があります。
 一般的に、朝は副交感神経が活発に働き、昼間は交感神経が活発に働く傾向にあります。このことから、排便に最適なタイミングは一般的に下記のように考えられます。
  • 食事をした直後で、大腸が働いているとき
  • 副交感神経が活発に働いているとき
     
      朝食後!
 但し、排便は習慣化するものなので、それまでの排便の習慣(例えば、若い頃から排便は夜だった等)に合わせた方が良い場合もあります。
しかし、長い間寝たきりの状態で便意も尿意もなくなっている場合には、朝食後に排便を促すのが効果的と考えられます。