生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

高齢者についての基礎知識

認知機能が低下しやすい

  • 高齢者の生理的特徴を知ることで、適切な介護が可能になる
 認知機能というと、認知症を思い浮かべますが、認知症にならなくても、年をとると認知機能が低下しやすくなります。

 認知機能とは、人が視覚や聴覚等によって、その時々の状況や、人との会話といった、外部からの情報を理解し、認識する機能のことです。

 人は寝ている時以外は、自分が置かれた状況を、理解し認識したことに合わせて、何らかの反応をするということを常におこなっています。
 ところが、年をとると、一般的には視覚や聴覚の機能が低下する傾向にあります。
そのため、外からの情報を間違って認識してしまうことが多くなります(見まちがい・聞きまちがい)。
 このような傾向は、白内障や緑内障あるいは難聴等の視覚や聴覚の病気が加わると、感覚機能が低下するので、さらに加速することになります。

 また、年をとると若い頃と比べて、記憶力が低下するともいわれています。
これらが重なって、置かれている状況を認知したり、人との会話を正しく理解したりすることが難しくなる傾向があります。
 理解と認識に間違いがあるために、本人は状況に合わせた反応をしているつもりでも、周囲からすると、おかしな反応(言葉や態度、行動等)になってしまうといったことが起こります。
 特に高齢者とのコミュニケーションをとる時には、以上のことを踏まえておく必要があります。