生活の質を向上する介護。認知症の症状を改善する介護。

認知症の基礎知識

認知症の症状の種類(中核症状、周辺症状、BPSD)

BPSD(認知症の行動・心理状態)

 BPSDとは、Behavioral and Psychological Symptoms of Dementiaの略で、一般的には「認知症の行動・心理状態」と訳されています。
 以前は、問題行動とか異常行動といわれていました。その後、中核症状と対比する呼び方として周辺症状といわれたり、認知症が原因で現れる行動上の障害という意味で、行動障害といわれたりしてきました。
現在は、BPSDという呼び方が国際的に使われるようになり、日本でもこの呼び方が徐々に普及してきています。
 このような症状が現れると、日常生活に大きな支障をきたすことが多く、介護者にとっても、とても大きな負担になります。
そのため、認知症の介護では、できるだけBPSDが現れないよう介護することが重要になります。
 BPSDが現れるかどうかや、現れた場合の程度は、以下の5つの要因が影響していると考えられるため、介護の場面では②以下の4つの要因に合わせた対応をすることが認知症介護の基本です。
  1. アルツハイマーや脳血管障害等による脳組織の変化
  2. 体調不調(脱水低栄養便秘慢性疾患の悪化、急性の病気やケガ等)
  3. 環境や人間関係の変化(デイサービスや施設入居の初期・ヘルパーの交代等)
  4. 活動性が低いこと(寝たきりや閉じこもり
  5. 本人にとって不快な状況(周囲の人の関わり方が適切ではない等)